Uncategorized

パーティするように仕事しよう!

皆さん、こんにちは!今日のゲストスピーカーは佐谷恭さんです「Pax Coworking」の設立者で、『つながりの仕事術 「コワーキング」を始めよう』という本の作家です。「Pax Coworking」は東京初のアワーキングスペースです。佐谷さんは世田谷区の経堂駅で落ち着いて仕事と会話できるオフィスを提供しています。オフィス環境の発展のためにコアワーキングの楽しさを広めています。働き方の達人の佐谷さんの話を聞いていてパーティーするように仕事しよう!

 

ドリー:パーティーのように働くという事について少し詳しく説明していただけますか?

 

佐谷:最初、富士通にいて、そのあとに、友達の会社を立ち上げを手伝って、フリーランスになって、ライブドアという会社で社長が逮捕された事件があったんですが、その前に、堀江さんの発想が面白い人で、最初に知ったのはプロ野球、ベースボールの近鉄バファローズを買うと言いました。今は、楽天やDeNAがやっていますが、彼らは堀江さんの発想を利用しただけです。元々は13年前にプロ野球の球団を買うという発想はありませんでした。堀江さんは僕の2つ年上で、○○するときに、近鉄バファローズを買いますと。野球の球団を買えるんだ。新しい発想で、本当に昔の古い記憶で、ライブドアという、ポータルサイトの影響によって、見ていたら、きっかけは野球の球団を買うという、読売ジャイアンツのナベツネ(渡辺恒雄氏)という人がいて、知っていますか?

 

ドリー:知っています。とても有名な人ですね。

 

佐谷:あの人が僕が知らない人がそんな事を言うのはの許せない。と、まあ、老害ですよね。でも、野球の球団を買うということは失敗したんですが、もう一つ、あまり知られていませんが、Yahoo!やライブドアがポータルサイトにニュースを載せていますよね。読売新聞は僕が知らない人は許せないから、ライブドアにはニュースを売らないと言って、読売新聞はニュース配信を辞めました。子供みたいですよね。で、堀江さんは面白いから、あの程度のニュースは馬鹿でも書けるからと、ニュースは自分で作ればいいからといって、インターネットの新聞以外の初めての報道機関を作ると書いてあったんです。それを見て、面白い事を言うなと思ったんです。それで、ライブドアに入って、ニュースの立ち上げに関わって、閉鎖になったんだけど、そのあと、簡単に言うと、ニュースを作って、野球の球団も失敗をして、ライブドアが。ニュース部門を作って、半年くらいして、ニッポン放送というラジオの会社を買収すると言ったら、その時、親会社がフジテレビのように見えますが、本当は子会社がフジテレビで、ニッポン放送を買うとフジテレビを買えるからと言って、日本の老害は皆怒ったんです。その半年後に参議院選挙に出て、警察のトップの亀井静香氏と戦って、選挙は落ちましたが、そういう、ニッポン放送を買うという発想と警察のトップと戦うというのは本当に、日本のタブーですよね。だから、半年後に逮捕されたんです。

 

ドリー:一つ質問があります。前にいた富士通のようなメーカーからライブドアに移って、いろんな面白い事、買収したり、面白い事する事がいたりして、社風は何が違っていましたか?

 

佐谷:あの、全然違うのは会社を好きだっていう感じはないですよね。要は会社に雇ってもらっているっていう感覚はなくて。皆、自分でやるっていうスタンスで。もちろん堀江さんが好きだって言う人もいるけれど、同じくらい別に堀江さんに興味がない人もいますし、Yahoo!とか楽天とかライブドアって、今は10年以上勤めている人もいますが、10年前は、皆、転職、転職で、1年くらいで、ぐるぐる回っている感じでした。でも、最初、びっくりしたのは、自分が目的がないのにとにかく会社を作りたいって言っていて、僕は、最初それを聞いて馬鹿じゃないかなと思いましたが。何か目的があれば会社を作ればいいですが、社長になりたいとか、やみくもに出世したいとか、というのはくだらないと思いましたが、でも今思うのは、自分で何かを作り上げるとか、世の中を変えるとか思っている人は皆揃っています。ライブドアも2年半働いていて、その間に自分が影響を受けて、子供が生まれたら、会社を作りたいと思いました。

 

ドリー:なぜパクチーなんですか?

 

佐谷:日本には無い草だったんです。世界のどこにでもある、アジアにも、元々地中海の草で、ベトナムにもあるし、タイにもあるし、アフリカにもあるし、メキシコにもあるし、ペルーにもあるし、ブラジルにもあります。でも、日本にはほぼない。日本は東京には色んなレストランがありますが、ベトナムで出会った友達と久しぶりに連絡して、飲みに行こうかとなった時、ベトナムのレストランに行きますよね。美味しいのですが、タイ料理屋さんに行っても、そこで何か足りないと言ったのがパクチーだったんです。日本にはミシュランとか素晴らしいシェフがいっぱいいるし、世界のパリとか、いろんなところでも活躍している日本人がいて、だけど、東京あるいろんなレストランでパクチーを出していない事に気づいて、なくても料理は不味くはないですが、もっと、パクチーを入れてよと店の人に言ったら、「日本人はパクチーが好きじゃない。」、「いや、好きだよ」と言いましたが、「好きじゃない。」、「パクチーが高いとか。」。最初はしょうがないかなと思いましたが、日本では育たないのかな?と思って。そうしたら、友達がパクチーを植えて、いっぱい育ったからパーティーしようと言ってきて、「種を蒔いたら、勝手に生えるよ」と言われて、日本でも簡単に育つんだとわかって、いっぱい作ればいいし、そこで、色んな店に言いましたが、信じてくれませんでした。「日本人はパクチー嫌いでしょ?」と。「いや、好きだよ。」と何回も言いました。少しパクチーが入っていれば日本でいうと薬味のようにパクチーが入っているという状況が欲しかったんですが、薬味すらもないから、もっとパクチーをメインにしたら面白いと発想を変えて、「日本パクチー狂会」を作って、協会って英語で言うとアソシエーションだけど、日本語でダジャレを作りやすいから、協会=狂会と書いてパクチーに狂う会というのを作ったんです。もちろん、半分冗談で。その発想はとにかくパクチーを入れて食べる。たくさん入れてとにかくパクチーが主役だからと、色んなレストランに提案しましたが、誰もやりませんでした。だけど、薬味としてではなくて、パクチーをメインにするという新しい文化。日本にパクチーが来たのは1000年以上前で、もう10世紀来ているんだけど、そこから全然日本に広がってないから、じゃあ、せっかく何もないから、パクチーをちょっと添えるのではなくて、パクチーがメインの料理。パクチー料理という新しいジャンルを作って、日本のいろんなシェフが考えて、それを世界に輸出しようと思ったんです。僕は、レストランでアルバイトをしたことがないです。何も経験がありません。

 

ドリー:最初の投資はどうやってレストランを作りましたか?その時はライブドアの正社員ですよね?仕事しながら、夜や週末に考えたりしていましたか?

 

佐谷:そうですね。レストランビジネスはやった事がありませんでしたが、ご飯を作ることはできる。僕は大学生の時に初めて一人で生活を始めて、お金もないから、材料を買って適当に作る所から始めて、いろんな国でこれが美味しいなとか、一番最初にインドに行って、インドに行くと、スパイスが山のように積まれていて、すごく沢山種類があるんですが、一つもわからないから、買おうと思って、「カレーを作りたいからスパイスをちょうだい。」って言ったら、スパイスは沢山あるけれど5種類買っておけばいいんだよと言われて、5種類袋に入れて、売ってくれて、使い方がわからないけど、適当に混ぜて、料理したのが最初のきっかけです。

 

ドリー:美味しかったですか?

 

佐谷:適当にやっても美味しかった。でも、その時のやり方は間違っていましたが。スパイスを沢山入れすぎていました。でも、ずっと料理はしているから、ビジネスとしては初めてだけど、自分がやりたかった事はレストランという場所で、全然、完全に新しいジャンルの料理を作るという事で、家じゃなくてレストランという場所は日本の飲食業の常識では、サービスは気持ちよくさせるとか書いてあるんですが、僕は居酒屋に行って、たまたま、酔っぱらって隣のテーブルの人としゃべる。これが面白いと思っていて、そういうのが好きな人もいるけれど、そういう経験がない人もいるので、知らない人と話すのが一番メインです。そういう場所を作ろうと思いました。例えば、このテーブルだったら、普通のレストランは2人か3人で座る。だけど、僕の発想では、2人の人は2人で座って、こっちにも2人座って、(一つのテーブルに4人座る)そうすれば、近いですから。なんかの拍子にしゃべって「それ何食べてるの?」と会話が生まれる。そういう場所を作りたいと思いました。

 

ドリー:食べながら、会話するという事は、いい所ですね。人間が食べながら繋がるという事は。

 

佐谷:僕は旅をして、外国を見たいと思って旅をして、始めたんですが、良かったのはゲストハウスのロビーでドミトリーでベッドだけ借りて、でも、ベッドが狭いから、ロビーにいて、最初にまず、フレンドリーな人じゃなくても、そこにいる人に、「Hello!」と話し始めて、「どこから来たの?」、「どこが良かった?」っていう、会話が自然に生まれて、それがいいなと思いました。

 

ドリー:大好きです。そういうホステル。バックパックする意味だとホテルに泊まるよりもホステルはベッドが微妙だし、ものによってたまにベッドバグがあったりして、そういう微妙な経験も色々ありますが、今まさに、このコアワークスペースみたいに、人が皆、違うバックグラウンドから来て、すごく話しかけやすい所でもあるんですよね。

 

佐谷:そうです。普通に話す。それをやって、楽しかったから、日本人に旅をして欲しかった。でも、しないから。日本の人は、就職、結婚、出産をしたら好きなものをどんどん辞めていく。僕が出会ったヨーロッパの旅とは、ヨーロッパの大学生は忙しいですよね。課題とか沢山あって。日本は違います。日本の大学生は暇だから、その時は遊びますが、もう、 22歳から遊ばない。ヨーロッパの人は22歳まで一生懸命頑張りますが、仕事するまでの1年間遊ぶとか、あと、パートナーが出来たから、一緒に旅行するとか、子供を連れて行くっていう、旅を始めるタイミングと日本人が旅を終えるタイミングが一緒です。逆なんです。それが面白いと思いました。僕は辞めたくない。旅が好きだから。大学生の時は(まだ今のようにインターネットが発達していませんでしたが)旅の情報サイトを作ったり、旅の○○ネットワークを作ったりしていましたが、それから10年経って、自分がやろうと思ったのは、旅をしないんだ。この人たちは。だけど、毎日ご飯を食べるから、「今度、ブラジルに行って来いよ」と言っても、行かないわけです。お金がない、時間がないと言って。だけど、毎日ご飯は食べますよね。1日3回ご飯を食べます。ご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりという時間を旅に変えようと。それがレストランです。だから席はなるべくコミュニケーションを取れるように。強制はしませんが、ドトールコーヒーみたいに狭いですが、分かれているのではなくて、同じ席に座る。嫌だなと思う人もいるけれど、でも自然に「箸取って」とか「それ、何て言う料理ですか?」とか、ちょっと話をする きっかけを掴める人はできる。そういう空間にしようかなと思いました。

 

ドリー:それと同じ考え方で今の、「Pax Coworking」を作ったんですか?

 

佐谷:そうです。レストランだけの話ではなくて、僕はさっき言ったように、居酒屋で隣の

テーブルの人と話したら面白かったので、それでできた友達もいっぱいいるので、そういう面白さとか、会社に行くだけではなくて、会社と家と違うネットワークを持つことは楽しいし、大事だなと思っています。楽しめばいいと思ってこのレストランを作りましたが、レストランというのは人と人が話すと色々と生まれるんです。パクチーハウスのパーティーで出会った人同士が意気投合して、一緒に会社を作ったという話があって、びっくりしたんです。面白いと思ったし、あと、パクチーハウスで知り合って、話を聞いていたら、面白い話があって、ある女性が「仕事ってつまらなくても別にいいと思うんです。」と。その人は仕事はつまらないんですが、休みがちゃんと取れて、給料も良くて、年に2回くらい海外旅行に行ける。それで満足していたんです。

 

ドリー:その生活はもったいない。

 

佐谷:だけど、その女性が、仕事がいかに面白いかという話を、パクチーハウスでたまたま、横にいる人に聞いて、何が面白いんだろうと思って、初めてキャリアについて考えたんです。それで、その後、その女性は転職しました。それで、ある日、突然、その女性が僕に「佐谷さんありがとうございました。」って言われて、僕はいろんな人に会うから誰だろうと思いながら、忘れていたら悪いから、思う出そうとしていたら、向こうが察してくれて、「話かけるの初めてです。」初めてなのにありがとうってどういう意味かな?って思い、聞いてみたら、「仕事なんてつまらなくてもいいと思っていた。だけど、立ち飲みスペースに半年前に来た時に、横の人がうるさくて、仕事がめちゃくちゃ面白いとか言っていて、意味がわからなかったんですが、初めて自分のキャリアについて考えて、仕事の時間ももっと面白ければいいなと思ったから、仕事を変えました。」と。それで、仕事を転職したその日にパクチーハウスに2回目に来たんです。それで「ありがとう」と言われました。仕事を変えるというか人生が変わったんですよね。それが面白いと思って人としゃべると、楽しいだけではなくて人生が変わる可能性があるからと思って。もっと、食事の時間て、普通の人は朝、昼、晩と食べて、全部で合計2時間くらいじゃないですか。でも、仕事は8時間しますよね。もしくは10時間。

 

ドリー:日本だと普通ですよね。

 

佐谷:長いですよね。だから、そこに楽しい要素を持ってきて、僕も振り返ったら、大きい会社も立ち上げのベンチャー企業も色々とやりましたが、勢いが違うんです。でも、会議とかはそういうのは、同じで全然、面白くない。パーティーはやらない。僕がお客さんと話をして、面白い時にアイディアは思いつくから、そういう仕事場があればいいかなと思って、コアワーキングスペースを作って、それから、「working is party」という言葉ができたんじゃなくて、最初に言葉を作って、そういうのができたらと妄想して、しばらくして作りました。

 

ドリー:最初のお客さんはどんな人でしたか?

 

佐谷:最初はここを作って借りたわけです。下を借りて3階も借りて。

 

ドリー:コンセプトを誰も知らないわけじゃないですか?

 

佐谷:そう、作ったけれど、誰も来なかったんです。最初、自分で一生懸命計画して、レストランを作る時もそうだったんだけど、レストランは食べるという行為は毎日しますが、仕事を楽しくするという事はなかったので、作ってみて、どう拡めればいいかわかりませんでした。コアワーキングの発想はJELLY、一緒に集まって仕事しようという、元々アメリカでは、JELLYといういろんな人が集まって仕事して、それをスペースにしたのがコアワーキングスペースなんですが、僕はひっそりとしていましたが、作って、借りて、家賃を払って、誰も来ないのでヤバイなと思って、ここでJELLYをやらなきゃと思って。最初は月の会費5万円でアメリカのコアワーキングスペースの例に習って、料金設定をしましたが、わからないものに5万円払わないですよね。だから、1000円くらいかなって思って、JELLY、1回、1日1000円で、ドロップ・インでやりませんか?という事をやってみようと思って、JELLYという言葉も誰も知らないから、どうしたらいいか考えた時に、パクチーハウスで話しかけて、コアワーキングってわからないと思うけれど、楽しく仕事をしたい。今度の日曜日にやるから、朝10時に来てください。と色んな人に言って、人が集まってそこからスタートしたんです。

 

-----------------------------------------

 

ドリー:あの、モティファイが今まで私たちも、コアワーキングスペースと、アクセラレートなスペースでしか仕事をしたことがないんです。会社を設立して1年8ヶ月くらいなんですけど、最初、朝日新聞のアクセラレートの所に入って、そこから色々と移って、今でもパソナキャリアさんのインキュベーションラウンジという所で会社をやっていますが、佐谷さんから見ると、コアワーキングスペースとシェアードオフィスと普通の会社の何が違うかと、あと、コアワーキングスペースに来ることで何が良いですか?今、普通の会社でやっていても、このポッドキャストを聞いて頂いている人達が人事部の方や、あと、仕事を変えたい、人生を変えたいという人が多いと思うので、その人達に、コアワーキングスペースに変える事でこういう事があるよと伝えたいことはありますか?

 

佐谷:そうですね。明らかな違いはコアワーキングスペースに居る人は、人に興味がありますが、利害関係がない。会社はチームですよね。会社は自分がいて、上司がいて、チームなんですが、出世、競争がある。すごく利害関係が一致しています。だから、アイディアをブレインストーミングする事もあるけれど、もしかすると隠す時もある。自分の為に。でも、コアワーキングスペースに居る人は好奇心はあるけれど、一緒に何かをする事ができます。いつもは別々だけど、絵をかいたり、パソコンに向かって仕事をしたりと色んな仕事の仕方がありますが、それぞれが関係がない。でも、毎日会うので、「おはよう」から始まって、一緒にランチに行ったり、時々お酒を飲みに行ったり、お互いに関心はあります。自分の素晴らしいかもしれないアイディアを会社だと、まず隠して、計画して、それから、自分の手柄にするために出す。でも、まず、コアワーキングスペースはアイディアが出て、面白いかな?まだ、あまり考えていない段階で、「こういう事を思っていますが、どう思う?」と相談する事ができます。その人はなぜかというと、あまり関係ないし、その人はアイディアを盗まないとわかっているからです。信頼関係があるから。そうすれば、「面白いし、俺はこう思うよ」とアイディアがどんどん積み重なっていく。っていうのがコアワーキングスペースでは起こる。シェアードオフィスは世界で広がっている、シェアビジネスとは違うのは、シェアオフィスと言っていますがあれはディバリットオフィスここがあなたの、Vanさんの部屋です、ここはドリーの部屋です。と、ここは家賃が30万円です。でも、こっちの部屋は10万円です。見渡せるけれど、あなたの場所はここだから、一人で30万円払うの大変だから10万円で良いですよと。ただ、ディバリットしているだけなんです。コアワーキングスペースはあなたの場所は決まっていない。どこで仕事をしてもいい。「ちょっとここ使わせて」と言える。それが本当のシェアだし、その中でお互いのアイディアを自分のものじゃなくて、自分のものは人のものだし、人のものは自分のものというのがコアワーキングスペースです。

 

ドリー:やっぱりあれを思い出します。ホステルの、雰囲気と一緒ですね。

コーヒーメーカーとか置いてあって、私の荷物が少し大きいから今日はここを使わせて下さいとか。

 

佐谷:コーヒーがタダで飲めるんですけれど、自分が飲むときに、他の人に飲む?って聞いたり、それは仕事じゃなくて、コーヒー屋さんで働いていればお金をもらわないといけないけれど。で、コーヒーを入れてあげて、コーヒーをもらった人は嬉しいから、話始めて、「どっから来たの?」「何してるの?」と会話が始まります。お互いに情報を交換すると言うのは、何かものを買うのと同じで、すごく価値のある事ですが、でも、誰も、得したとか、損したとかではなくて、楽しかっただけで終わる。その経験が世界中であればいいなと。それが会社とかビジネスとか、シェアオフィスとか、ケチだから、「この1000円払うと何の価値があるんですか?」と、すぐ聞かれるんですが、そんなのどうでもいいですよね。楽しければいいでしょ?

 

ドリー:それがある意味、シリコンバレーのスタートアップ企業とか大手でもそうですが、コーヒー代とか飲み物代を全て無料にして、人と少し話しましょうと。1000円の価値って、アイディアがブレインストーミングの価値ですよという事ですね。

 

佐谷:そう、だからこのコアワーキングスペースも、最初はメンバーがいくらで、ドロップインが1000円で5年ほどやっていましたが、今はメンバーは前の通りですが、ドロップインは無料にしています。何故かというと、1000円もらって、帳簿付けて、やるよりも、その人が初めて来て、アイディアを沢山持っているのに、Wi-Fi使って、電気使って、その料金が1000円ですよと言うよりも、タダでいいですよと。申し訳ないから皆払いたいといいますが、「1000円払わなくていいから、面白い話をしてよ」と。これはコアワーキング界ではコアワーキングビザという、発想があって、ほとんど日本ではないんですが、僕がコアワーキングスペースを作る時に、色々世界中で、コアワーキングをしている人やコアワーキングを作ろうとしている人ですごく面白い人がたくさん来て、コアワーキングスペースで僕はこういう仕事をしているんだけど、ロサンゼルスで。今度、ニューヨークに行くときに同じような経験ができればいいなと。ここで料金を払っていないけれど、向こうでも使えればいいなと。ユーザーの人が言ったわけです。そうすると、それ、面白いねと言って、別の場所から来てくれたら、本当にwelcomeだし、ありがたいから、僕はタダでいいよと、その代わりに何か話をしてよと。ある、コアワーキングスペースに所属していれば他のコアワーキングスペースでタダになる。と。チェーン店とかメンバーシップではなくて、来てくれたら嬉しいから、それをコアワーキングビザっていう名前にしようかなという話があって。

 

ドリー:それはすでにもう存在しますか?

 

佐谷:それは7、8年前にコアワーキングの今のGoogleのメーリングリストなんだけど、そこでディスカッション、会議をしています。コアワーキングというの知って、なんとなくやってみようかなと思った時に、その議論が、まさに目の前にメーリングリストにあって、この人たちと一緒に仕事がしたいと思いました。今もドロップインを最初は出来ませんでしたが、家賃を払わないといけなかったから、メンバーも最初からいないから、最初は1000円払ってもらえばいいよと、そういう企画でした。だけど、タダにした理由は1000円もらうより、その人と10分話せば1万円の価値があると思ったから。

 

ドリー:別の話ですが、僕が日本の会社によく行くんですけど、私たちがが話す時に、フリーアドレスということもありますが、家から仕事するのOKです。好きな場所で仕事OKです。という会社が非常に少ないです。皆オフィスに来なさいとか、この時間からこの時間まで仕事して残業もコントロールしなさいとか、コンプライアンスも入りますが、それは段々変わってきていると感じますか?

 

佐谷:変えようとはしていますが、基本的な発想は、チームやメンバーを信じていないから、だから、オフィスに来てちゃんと仕事しているかどうか確認する事が上司の仕事になっています。だけど、普通の人は大体、仕事するんです。世の中の90%以上の人は真面目なんです。日本人だけじゃなくて。お金をもらってやったらちゃんとします。やらない人も少しいますが、今、タイムカードとか、会社に来るとか、少しの働かないかもしれない人を咎めるために作っているだけです。そこにすごくお金を使っています。だけど、30万円あげるからちゃんとやってね。と言えば、大体の人はちゃんと仕事をします。

 

ドリー:佐谷さんは人を信じる方ですが、日本人ももう少し信じればいいと思いますか?僕はブラジル人ですが、日本に来て、こんなに信じてもいいと思える人類はないくらい、まさに90%以上の人が真面目だと思ったんです。それなのにこんなに堅苦しい。

 

佐谷:日本人は旅行してもそうだと言われますが、僕は世界の色々な所に行って、世界の人も多分90%以上の人は信じられます。でも、旅行すると、旅行者は顔、形が違うから、寄ってくる人は悪い人だけなんです。だから、海外に行って合う人のほとんどは悪い人。騙そうとしている人。普通の人は寄ってこない。だから僕が一人でバックパックやっている時はすごく、この人大丈夫かな?と警戒しています。だけど、それは学生の時で、その後に旅行先で会った人に、今度、ブラジルに行くから、遊びに行ってもいい?と聞けば信頼してくれる。その人が紹介してくれる人に悪い人は居ない。そうすれば安心して旅行ができます。コアワーキングスペースも同じことで、ここに来る3人は歩いて来る、もしくは自転車で来ます。全部知っているわけではないけれど、例えば、お昼休憩に行くときに、パソコンを置いていく、トイレに行くときに財布を置いていく。何故かというと知っているし、信頼しているから。それはひったくりの多い、マドリッドの目抜き通りに「UK トピックス」という素晴らしいコアワーキングスペースがありますがそこでも、前ではひったくりがあって、走っている人がいるけれど、コアワーキングスペースにパソコンを置きっぱなしです。昔なら警戒して、旅行して、かろうじてできた友達の所に遊びに行って、やっと、話が出来たけれど、今は僕が旅をして、1週間しかいなくても、コアワーキングスペースに行って、そうすると、普通の人がいて、その人に情報を聞いたり、その人と飲みに行ったり。

 

ドリー:それも旅の一つのハッキングですね。旅をするとき、一人旅で自由にホステルもありますが、コアワーキングスペースに行って、そこに自分の会社を作ろうとしている人がたくさんいます。そこに来た日本人に興味を持ちます。「日本から来たの?」「日本大好き」とか。そこから話が広がります。

 

佐谷:自分が当たり前だと思っている情報が価値のあるものになるし、お互いの価値の交換ができます。

 

ドリー:情報を交換すれば、信頼できる人、普通の人に出会えるという事ですね。

なるほど。面白いですね。コンプリートの話をしたいと思いますが、コンプリートとパートナーシップをしたことがあるという事で、コアワーキングスペース業界で、どんなプロジェクトをしましたか?コンプリートとしてできる自分のコアワーキングスペースを作ったり、佐谷さんはそれをどうやって、○○○○。

 

佐谷:作ってすぐでしたが、コクヨと富士ゼロックスとNECとうちでコアワーキングスペース実験をしました。それは何かというと、オフィスを開放する。自由に移動できるようにしようと。昔から、信じたいけれど信じられないみたいな、そういう所があったと思うんですよね。企業はが今、やっとやらないといけないと思っているのは、お金がないから、ビジネスが昔よりもうまくいっていないから、その発想というのは、実は、信頼して対応するのではなくて、信じていないけれど、お金がないから、タイムカードをパソコンにちゃんと入れて、レポートを提出してという。発想自体はまだ、全然練られていないです。ただ、もし、スタッフの半分とか多くの人が会社じゃなくて、家とかコアワーキングスペースで仕事をしようとすると、必ず誰かと話をするようになるから、仕事をしているフリはするだろうけれど、でも発想として今までと全然違う、オフィスに行って仕事をしているフリと、朝から晩まで仕事をしている人は居ない。ほとんど。ちょっとたまにLINEしたり、だけど、そんなことは仕事に支障があるわけではなくて、見えない所でちょっと遊んでしまったり、会社に居たらできないけれど、昼にビール飲んだりするんだけど、でもその時に、それまでになかった情報を得ることができるので、それを会社に提案して、新しいアイディアをもたらすという事も起こるだろうし、あとは、2割か3割くらいの人は面白い事をしようと思って会社を辞めるかもしれないけれど、でも、良い辞め方で、やりたい事を思い切りできると思うんですよね。

 

ドリー:最後にこの話をまとめさせていただくと、僕が日本でコアワーキングスペースで回していて、会社でやっているコアワーキングスペースでYahoo!の「LODGE」が結構、面白く出来ているなと思います。一つのフロア全部がオープンで、3、4人が発表する。会社としてやっているところ、大手でやっているところが、今、見ている中で一番面白いなと思います。1つ別の話があって、私たちがコアワーキングスペースを探すときに、セキュリティ関係とか個人情報の扱いとかそれをコアワーキングスペースとしての限界を感じているんです。10年間お疲れ様でした。これからどうしますか?子供も10歳で、自由に出来ていて、自分も次の人生のステップで、ビジネスを続けるという発想もあったと思いますが、わざと、続けないのですか?

 

佐谷:そうですね。これから何をするのかというのはほとんどノープランですけど、あるとしたら、フロアをお借りる、店舗を借りるという事を閉めるというのは大体ネガティブな事が多いですが、うまくいかないからとか、無理だからと辞めることが多いんですが、でも、お客さんがいっぱいいる状態で辞めるという事は、店舗を閉じるという事は、例えば、僕の会社の売り上げはここと、2階とレストランとで1回、なくなるんですよね。ただ、それというのはそれを維持する為にしてきた活動という事とは別の話で、僕は全部を辞めるわけではないんです。ただ、困ってて、経営の事だけを辞めるだけで、どこかに行って何かをやれば良いし、色んな事を続けていくつもりです。これから何するか、コアワーキングスペースの事に関して言うと、コアワーキングスペースを東京で最初に作ったけれど、東京には今400か所くらいあると言われていて、日本に800か所あると言われていますが、僕が本に書いてあるような元々のコンセプトのコアワーキングスペースというのは50か所もないんですよね。コミュニケーションが生まれる場所なんですが、忙しそうだから話かけないとか、あとは、さっき言ったように、財布をその辺に置いておいて、大丈夫かという事は大事なんです。だけど、最近のコアワーキングスペースはそうではありません。パソコンを置きっぱなしにして、ランチに出かけて、帰ってきて、安心だという、○○が知ってる。すごく仲良くないけれど、挨拶はちゃんとするし、あの人はIT関係に勤めていてとか職業を知っている。誰か来たら、俺は出来ないけど、誰かできるかな?とか、知識があるような場所を、作るべきなんですが、実際はそうはいかなくて、気持ちいいし、一人で4畳半の部屋を5万円払うよりも2万円払って、Yahoo!のすごく広い施設を借りられますが、でもそこに、コミュニケーションや信頼関係がないとダメで、それがなぜ出来ないかっていうと、そういう事をしてもいいのか?とか、メンバー同士でどうやればいいのかと悩んでいる人がいっぱいいます。もちろん、そこまでしたくないという人もいるけれど、中途半端に運営している人がいると思うので、僕はもっと楽しくしようよと思うので、週1回ランチしたり、スペースの上での新しいスタイルというか。実際、「Working as parting」や「つながりの仕事術」というタイトルで5年前に本を書いて、あの本自体はもう売っていないけれど、読んでくれた人はいて、色んなコアワーキングスペースに行くと、その本を読んだ人に聞かれるわけ。別に新しい事を言うわけではなくてその本に全部書いてあるんですが、「そういう風にしたいんですが出来ないんです。」と言うから、なぜ出来ないの?と聞くと、仕事している人に話しかけっちゃいけない気がするとか、色々遠慮するんです。1日1000円払ってもらっているお客さんだから、大事にしないといけない。そうではなくて、もっと価値というのは、お互いのコミュニケーション、無理にやらなくていいけど、週に1回飲み会しようよとか、なんでもいいけれど、僕がコアワーキングスペースで重要だと思うのは、挨拶、ランチ、飲み会だと思っていて、自然にコミュニケーションが生まれる。そういう、スペースを作りましょうという話をずっとしていますが、やっぱり、遠慮してしまったり、1年間やって、流れがあって、急にパーティーを出来ないよと言いますが、僕はそれをポストでできるから、コアワーキングスペースとして。

 

ドリー:まさにそういう話に持っていこうとしていたんですけど、佐谷さんが、そういうヴィジョンを持って、楽しく仕事がしたい、他の人も楽しく仕事する。だけど、よく、コアワーキングスペースを運営しているスタッフがもちろん、全てではありませんが、つまらない顔をしているんですよね。スタッフが一番楽しい場所に居るはずなのに、なぜ、大変そうな顔をしているの?普通の業務のプレッシャーよりも、軽く、楽しい企画をやれば、楽しく自分も生きられるのにと。なぜ自分も楽しく仕事していないの?と人を助ける前に、自分が楽しくならなきゃと思います。

最後の質問になりますが、コアワーキングスペースの人や会社で苦しんでいるかもしれない人は何をやれば人生やキャリアを考えることができますか?どんなきっかけがあればいいと思いますか?最初のステップはどうすればいいですか?

 

佐谷:そうですね。多分、見てる仕事や会社というのは仕事は多いけれど見ている人がすごく少ないんです。コアワーキングスペースだったり、違う会社だったり。転職する人とか、もっとわかりやすく言うと、色んな所に旅をした人とかはこういう考え方もあります。こういう事もあるよね。というのを色々知ったうえで、自分はこれを選んだと言いますが、でも日本の会社員は一つのカルチャーしか知らないし、その中でうまくいけば良いけれど、世の中の動向を調べていますが、皆同じ情報を見ているだけで、視野が狭いので、もっともっと自分でできるようにした方がいいですよね。

これから、日本は大学生になるまで、成長した。戦争が終わって、1980年代くらいから、すごく成長して、だけど今、動いていないんですが、日本の言い方で言うと、失われた25年と言っていて、要するに経済が伸びていない。でも経済が伸びるのと経験は関係なくて、お金は使ったら減りますよね、株は株価が下がったら減るし、増える事はありませんが、自分で見たもの、経験したものは、経験値は絶対に下がりません。あった事は例えば、ビジネスで失敗しても、お話したことは変わらない。その時、交換したアイディアは残ります。これはロールプレイングゲームと一緒で、「ドラゴンクエスト」というゲームがあって、死ぬとお金が半分になりますが、経験値もレベルも下がりません。それは皆が知っている事です。僕は思っていて、転職してもいいし、自分でビジネスをして、失敗したりうまくいく事もあるけれど、絶対に減らないのが経験値なんです。それを積んでいる人は少なくて、いつも皆、お金が増えるか減るかという事ばかり考えているから、お金が減ったら嫌だし、増えたら調子いいなという。

 

ドリー:自分の人生をどうやって生きるか、楽しむかというよりも、お金がどうなるのかという事を考えているという事ですね。

 

佐谷:そうですね。それが勝ってしまっている。でも、そうすると、視野が狭くなる、もっと視野を拡げるようにすると、何が起こるかというと、会社がお金がないから、前は給料が良いし、このホテルとこのホテルは会社と契約しているから安く泊まれるよとかそういうサービスがいっぱいありましたが、それはサービスが大きいように見せているけれど、世界からするとどんどん狭い世界に入ってしまいます。今は○○で経済が悪くなって、一番悪いのはそれが持てないから、自分でやって、会社にもう来なくていいからと。給料半分にするけど会社に来なくていいからそれで考えてくれと、なんだよ。何とかしてくれると思ったのにと思うけど、半分、自由な時間ができたら、楽しい事がいっぱい出来るんです。それが、まだだけれど、だんだん会社に来なくていいよとお金がないだけなんだけれど、ただ、それによって、それぞれの人が価値を見つけることができるとか、狭いカルチャーから抜け出すことができるという。例えば給料も時間も半分だったら、同じ半分だけの仕事をくれる会社で働いてもいいわけでしょ?そうすると2つのカルチャーを知ることになるから、発想は飛躍していくという。

 

ドリー:モティファイもそういう発想は大賛成で、できるだけサポートしたいと思っています。

 

佐谷さん。ありがとうございます。

 

今日の佐谷さんの話を振り返りさせてください。彼はバックパッカーで、旅が大好きで、ユースホステルの環境作りをコアワーキングスペースに入れて、楽しくコアワーキングスペースを作りました。彼によると、一番大事なのは朝の挨拶、仕事をもっと楽しむために朝の「おはよう」で、決まるというのが面白い発想でした。あとは、また別のストーリーで、日本人が仕事を楽しくないという事を前提として、仕事をしていますが、彼のストーリーを聞くと、彼に「ありがとう」を伝えに来た女性、彼のレストランで周りから話を聞いて、なぜ、こんなうるさい人が仕事を楽しんでいる?仕事はつまらないに決まっているじゃないと思っていた女性が、佐谷さんが作った環境に触れたことで、大きいライフチェンジがあって、そこから、人生も楽しめるようになったという。最後にコアワーキングなのか普通の仕事なのか。全て、信頼関係の話に繋がっていて、周りが、アイディアを盗まないとか、パソコン、携帯、財布も盗まない、その周りの人たちが信頼して、仕事をしているという事がコアワーキングスペースで大事な所で、普通のオフィスでも、財布とか携帯はどうでもよくて、ポイントなのが人のアイディアとかオフィスの中でコンペティションを行う事でクリエイティブな発想が止まってしまうという事がポイントです。コアワーキングでなぜクリエイティブな発想が生まれるかというと、周りが、アイディアを盗まない、フランクに話が出来る、社内政治も、ヒエラルキーも関係ない、アイディアも豊かに議論が出来て、そこからクリエイティブな発想ができるようになります。とても大事なポイントでしたね。

 

皆さん。ここまで聞いてくださってありがとうございます。また、次回、「働き方の達人」でお待ちしております。

 

働き方の達人のポッドキャストチーム。

ホスト:ドリー・グスタボ

ゲスト:佐谷恭

プロデューサー:Van Nguyen

 

「働きかたの達人」エピソード6 ・ パーティするように仕事しよう!