「働き方改革」のための、働く側の意識改革ーその4【残業】~「新しい働き方へ、勇気としなやかさを持って生きていくための提案」

 

残業がなくなれば幸せになれるのか。残業100時間までというルールはどうなのか。

 

働き方改革に関して政府主導で議論が続いている中、残業時間が何時間までなら許せるかについてその限度を設けるための駆け引きがあり、繁忙期は6か月以内なら月100時間以内まで、4か月の平均80時間以内などという上限が検討されています。現在でも、80時間の残業は、労働行政で過労死ラインとされていて、2~6か月間で平均80時間を超える時間外労働をしている場合、健康障害と長時間労働との因果関係を認めやすいという目安となっています。はたして「働き方改革」は実現できるのでしょうか。しかし、働き方の改革は、働く側の意識改革も必要になります。今回は「残業」をテーマに考えてみましょう。

残業をなくせば、幸せになるのだろうか。

何か、残業時間数だけが問題視されているように見えるけれど、では、残業がなくなれば幸せになるかというと、それによるしわ寄せも出てきそうです。フランスでは、2000年から労働時間は週に35時間と決められているものの、労働時間が短くなったために時間内で仕事を片付ける必要が出て、ストレスがたまり、暴力事件や自殺者が増えたという指摘があります(Wikipedia「過労死」)。また、逆のことも考えられます。それは仕事が楽しいと感じている場合、残業時間数はあまりストレスにならないこともあります。特に、スタートアップのタイミングは、時間を忘れて仕事に没頭することが多いのも現状です。しかし人間の頭脳や体力の限界というものも個人差はありながらも存在するわけで、そこを法的な規制を設ける意味はあるでしょう。残業時間が健康障害につながらないように、時には頼まれた仕事を断るなど、まずは自分で上手にコントロールすべきでしょう。

幸せな職場時間を過ごすことが重要。

仕事が楽しくて仕方がない、と思える職場には、労働時間数と幸福度の関係は反比例ではなくなります。仕事がおもしろいときは、疲れ方が違うのを、経験上で多くの人が知っているのではないでしょうか。パワハラがなく、どんな人も意見を言える社風があり、提案があればいつでも言える。できればランチが無料で食べられ、職場内に保育所がある。女性の管理職も多くいて、実績を上げた人だけでなく能力を高めた人も評価・抜擢され、収入も上がる。こういう会社は、人も集まるから、さらにいい人材を獲得し、業績が上がっていくという好循環が生まれます。だからできれば、こういう会社に就職したいですが、現実は難しいです。ではどうするか。仕事への取り組み方を変えるしかありません。やらされ仕事ではなく、自分からテーマを設けて、それに向かって取り組むのです。そうして、周りの人の意見を聞き、いいものは採用し、実績を作っていくのです。これこそ、働き方改革の根本ではないでしょうか。

会社は働く幸せづくりのための環境を整える。

そして会社としても、従業員の活躍をフォローする制度や社風などの環境改善に取り組むべきだと思います。そのためには、古くからの慣習を見直し、職場における価値観を問い直してみる必要があるかもしれません。また、人材育成に関しても見直すことが必要かもしれません。働き方改革は、会社と従業員のためになるのですから。

まとめ

残業が少なくなれば、その分、効率アップの可能性が高まる。楽しく働けるように、やらされ仕事ではなく、自分から進んで取り組んでいく姿勢が大事。時には頼まれ仕事を断る。そして、フランクに上司とも話せる職場づくりにも取り組んでいきたいものです。

Posted by on 2017年4月24日 | No Comments »

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